地震対策の方法とは?事前の備え方や地震発生後に取るべき行動について詳しく解説

寝具・日用品
近年日本では地震が多発しており、地震対策の重要性が高まっています。地震によるケガや二次災害のリスクを避けるためには、家庭で事前に備えておくことが大切です。

本記事では、地震対策として自宅でできることや地震発生後に取るべき行動を解説します。必要な地震対策グッズについても解説するため、ぜひ参考にしてください。

地震対策を行う重要性

地震はいつ起こるかわからない自然災害です。
日本は過去に複数の大地震を経験しており、2011年3月11日の東日本大震災では東北地方を中心に甚大な被害を受けました。
直近では、近畿地方南部で震度6弱の地震が発生し、近い将来南海トラフ地震をはじめとする巨大地震が起きる可能性が高いといわれています。

巨大地震発生時に自分や家族の安全を守るためには、一人ひとりが日頃から地震対策を行うことが大切です。
地震の備えをしておくことで、大きな地震が起きても冷静な判断ができるようになります。

参考:内閣府「南海トラフ地震対策」

自宅でできる5つの地震対策

ここからは、自宅でできる5つの地震対策を解説します。

家具や家電の固定・配置の見直し

地震発生時は、家具や家電が倒れたり落ちたりしてケガをする可能性があるため、固定や配置の見直しを行うことが重要です。
地震による負傷の多くは、家具・家電の転倒、落下が原因とされており、家具や家電が出入り口を塞いだことで避難できなくなったケースもあります。
地震が発生すれば「家具は必ず倒れるもの」と考え、転倒防止対策を行なっておきましょう。

東京消防庁では、以下のように家具や家電の転倒・落下・移動防止のポイントを説明しています。

  • 転倒防止金具などで固定し、倒れにくくしておく。
  • サイドボード、食器戸棚、窓などのガラスが飛散しないようにしておく。
  • 本棚や茶ダンスなどは、重い物を下の方に収納し、重心を低くする。
  • 棚やタンスなどの高いところに危険な物を戴せて置かない。
  • 食器棚などに収納されているガラス製品(ビン類など)が転倒、すべり出さないようにしておく。

引用:東京消防庁「地震に対する10の備え」

たとえば、テレビなどの前方へ倒れやすいものは、耐震ベルトやL字金具で壁に固定する方法があります。
賃貸住宅など、壁に穴を開けられない事情がある場合は、足部分を専用ストッパーや耐震シートで固定する方法も有効です。
食器棚は、窓部分にガラス飛散防止フィルムを貼り、掛金やかんぬきなどで扉が開かないようにしましょう。
棚板に滑り止めや防止枠を設けると、食器類が落ちにくく、破片によりケガを負うリスクを避けられます。

また、寝室や子ども部屋には、なるべく家具を置かないことがポイントです。
どうしても置く必要がある場合は背の低い家具にし、出入り口付近に置かないようにしましょう。

安否確認方法の共有

日中や外出中に地震が発生した場合に備え、家族で安否確認の方法を共有しておきましょう。
事前に共有しておけば、地震発生時に家族が別々の場所にいてもスムーズに安否を確認することができます。

ただし、地震直後は電話やインターネット回線が混雑し、つながりにくくなることがあります。
そのため、安否確認には以下のサービスを利用するとよいでしょう。

  • 災害用伝言ダイヤル「171」:電話により伝言を録音・再生できるサービス
  • 災害用伝言板:テキストにより伝言を登録・閲覧できるサービス

災害用伝言ダイヤルは、電話番号で伝言を録音するため、家族の安否確認を行うのに役立ちます。災害用伝言板は、電話回線が利用できない場合に便利です。
地震が起きたときにすぐに安否確認が行えるよう、サービスの使い方や利用する順番について話し合っておきましょう。

避難経路・場所の確認

速やかに避難できるよう、避難する経路や場所を確認しておくことも大切です。
事前に確認しておくことで、避難が必要になったときも落ち着いて行動できます。

避難経路・場所の確認には、自治体や地域で作成しているハザードマップが役立ちます。
ハザードマップは、各自治体や国土交通省のホームページから閲覧できるため、ダウンロードまたは印刷をして、いつでも確認できるようにしましょう。

ハザードマップを入手できたら、実際に歩いて周辺の状況や起こり得る危険性をチェックしておくと安心です。
なお、避難場所は地域ごとに指定された場所があるため、あわせて確認するようにしてください。

食料や日用品の備蓄

大規模な地震発生時は、物流が途絶え、食料や日用品の確保が難しくなることが予想されるため、日頃から備蓄しておくようにしてください。
備えるべき食料や日用品の種類、量の目安は以下の通りです。

備えるべき食料・日用品の種類 内容・量の目安
飲料水
    1人1日3L×3日分
食料
    レトルト食品、レトルトご飯、缶詰、お菓子、ビスケット、チョコレート、栄養補助食品など、人数×3日分
トイレットペーパー・ティッシュペーパー
    3日分
乾電池
    1人20本×3日分
その他必要なもの
    生理用品、おむつ、おしりふき、離乳食、ミルク、介護用食品など

水については、トイレを流したり体を拭いたりするなどの用途で使うものも含めると、飲料水とは別に約300Lの生活用水が必要になります。
普段から湯船に水を張ったままにするなどの備えをしておきましょう。給水車から水をもらうことも考え、給水タンクやポリタンクもあると安心です。

食料は、電気・ガス・水道などのライフラインの供給も停止する可能性を考慮して、加熱や調理をしなくても食べられるものがよいでしょう。
長期保存が可能で、エネルギーが摂取できるものを中心に人数分用意してください。
防災用の非常食を用意することも方法の一つですが、日常生活で食べ慣れている食品を備蓄して、定期的に消費・補充(ローリングストック)したほうが無駄にならず、経済的です。

ただし、上記の量の目安はあくまでも地震発生後、支援物資が届くまでの最短期間の目安です。
大地震発生時は復旧により多くの時間を要するため、「1週間分の備蓄が望ましい」とされています。

引用:首相官邸「災害が起きる前にできること」

非常用持ち出しバッグや地震対策グッズの準備

地震で自宅が被災したときは、避難所で生活することになるため、非常時にすぐ持ち出せるよう荷物をまとめておく必要があります。
必要最低限の生活必需品や地震対策グッズを詰め、非常用持ち出しバッグとして取り出しやすい場所に保管しておきましょう。
避難のしやすさを加味して、両手が空くリュックサックなどに詰めるのがおすすめです。

地震発生後に取るべき4つの行動

【避難所用】必ず持っておきたい防災グッズ
ここからは、地震発生後に取るべき行動を解説します。

大規模な地震が発生すると、誰しも焦りや不安で冷静な判断をすることが難しくなります。
地震発生時の適切な行動を知っておけば、次にすべきことがわかり、落ち着いて行動できるでしょう。

身の安全を守る

地震発生後は、何よりも先に自分の身の安全を守ることが大切です。
慌てて外に飛び出すと、落ちてきたがれきやガラスでケガをするおそれがあるため、まずは自宅の中で身の安全を確保しましょう。
揺れを感じた時点ですみやかに机やテーブルの下に潜り、揺れが収まるまで待ちます。

その際、窓から離れ、できる限り家具や家電の少ない場所に移動することが重要です。
手元にクッションや毛布があれば、頭や首を覆いましょう。
家の中で起こり得る危険性を予測して行動することで、致命傷を回避できます。

脱出口を確保する

揺れが収まったら、脱出口を確保してください。
地震が発生するとドアや窓が歪み、開かなくなる可能性があります。
脱出口が塞がれると避難が困難になるため、身の回りの安全を確認しながらドアや窓を開けましょう。

火の始末をする

料理中に地震が発生したら、すぐに火を消し、身の安全を守る行動を取りましょう。
その際、火元だけでなくガスの元栓を閉めることも大切です。
火の始末を行うことで、火災による二次災害を防止できます。
また、電気復旧後の通電により火災が発生するおそれがあるため、ブレーカーも落としておきましょう。

災害情報を確認する

揺れが収まり身の安全が確保できたら、テレビやラジオで災害情報を確認しましょう。
災害情報から自宅周辺の被害状況やライフラインの状況などを確認することで、次に取るべき行動がわかります。

また、地震発生後は余震や津波が起きる可能性があるため、揺れが収まっても安心できません。
状況に応じて避難できるよう、情報を確認しながらいつでも動ける体勢を整えましょう。

必ず準備しておきたい地震対策グッズ10選

ここからは、地震対策グッズとして必ず準備しておきたいものを紹介します。

懐中電灯やランタンなどの照明器具

電気の供給が途絶える可能性があるため、懐中電灯やランタンなどの照明器具は地震対策の必須アイテムです。
予備の電池もあわせて準備しておきましょう。

簡易トイレ

避難所で生活していると、トイレを使いたいときに使えないこともあるため、簡易トイレがあると便利です。
においを抑えられるよう凝固剤や吸収剤が入っているものを選びましょう。。

ホイッスル

ホイッスルは、家屋が倒壊して閉じ込められたときや大声で助けを呼べない場合に、自分の居場所を知らせることに役立ちます。
自宅内のすぐ手に取れる場所に保管しておきましょう。

携帯ラジオ

大規模な災害が起きると、テレビやインターネットを使えなくなることもあるため、携帯ラジオなどの情報収集アイテムをしっかりと準備しておきましょう。
携帯ラジオには、電池式と手回し式があります。
電池式を使用する場合は、予備の電池も忘れずに揃えてください。

モバイルバッテリー

スマートフォンが生活の必需品となった今では、災害時においてもモバイルバッテリーなどの電力の備蓄ができるアイテムが欠かせません。
特に大規模な地震では、安否確認や災害情報の収集を行うため、スマートフォンの使用頻度が高くなります。
複数回充電が必要になることもあるため、電池式のものだと便利です。

アルミシートなどの防寒具

アルミシートは、災害時の防寒アイテムに必須です。
特に冬の避難所生活では、朝晩が冷え込むことが予想されるため、防寒対策をしっかりと行いましょう。
毛布でもよいですが、折りたためるアルミシートの方がかさばらず、避難する際に持ち出しやすくなります。

軍手

地震発生後に倒れてきた家具や割れたガラスから手を守るため、軍手も準備しておきましょう。

ヘルメット・防災ずきん

ヘルメット・防災ずきんは、避難所へ移動する際に落下物などから身を守るために使います。

運動靴・長靴

避難時、足元に散乱したガラスやがれきから足を守るために、運動靴や長靴は日頃から取り出しやすい場所に置いておきましょう。

救急用品・衛生用品

避難所生活では、急なケガや体調不良に対応するため、救急用品や衛生用品も必要です。
また、避難所には多くの人が集まるため感染症対策アイテムも用意しましょう。
地震対策グッズとして必要な救急用品、衛生用品は以下の通りです。

必要なもの 詳細
絆創膏・包帯・消毒液
    避難時のケガの応急処置に使う
マスク・除菌シート
    感染症対策のほか、マスクは防寒対策にもなる
ウェットティッシュ
    入浴できない場合に体を拭ける
歯ブラシや歯磨きシート
    口腔ケアを行うことで虫歯や感染症の予防になる
生理用品
    女性に必要(3日分が目安)
おむつやおしりふき
    子どもや要介護の家族がいる場合に必要
常備薬
    持病の薬や頓服薬、胃薬など家族の体調の変化に対応できるもの

上記以外にも、家族の状況に合わせて必要なものを準備しましょう。

まとめ

適切な地震対策は、自分や家族の命を守ることにつながります。
将来起こり得る地震に対し備えをしておくことで、実際に地震が発生したときも慌てずに適切な行動ができるようになるでしょう。

今回解説した地震対策は、どれも家庭ですぐにできることです。
この機会に自宅の環境や備えを見直し、地震対策を講じてみてはいかがでしょうか。

なお、日本直販では地震対策として使える防災用品を複数取り扱っています。
地震対策グッズをお探しの方はぜひご利用ください。

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