「結局、ナットウキナーゼって何に関係する成分なの?」「毎日納豆を食べるだけで十分なのか?」「サプリメントとはどう違うのか?」――こうした疑問に、機能性表示食品の届出情報を出発点として、できる限り正確に整理します。
ナットウキナーゼとは

ナットウキナーゼは、納豆の発酵過程で納豆菌が生み出す酵素のひとつです。1980 年代に日本の研究者が納豆のネバネバ部分から発見し、その名がつけられたとされています。
納豆は日本人にとって長く親しまれてきた発酵食品ですが、近年では「ナットウキナーゼ」という特定成分に注目が集まり、サプリメントとして製品化される例も増えました。
一般食品との違い ― 機能性表示食品という枠組み
ナットウキナーゼを含む製品の中には、「機能性表示食品」として消費者庁に届出されているものがあります。
機能性表示食品とは、事業者の責任において科学的根拠に基づいた機能性を表示できる食品として、消費者庁に届け出られた食品のことです。届出番号があり、内容は公開されています。
「医薬品」とは異なり、病気の治療や予防を目的とするものではありません。日々の食生活のなかで、健康の維持に役立てる位置づけです。
ナットウキナーゼに関する届出表示の例
ナットウキナーゼを関与成分とする機能性表示食品の届出表示として、次のような表現がなされている製品があります。
血圧が正常範囲の方の血圧をさらに下げるものではなく、対象は「血圧が高めの方」とされています。
ナットウキナーゼを摂る方法 ― 食事とサプリ、それぞれの実情
ナットウキナーゼを日々の生活に取り入れる方法は、大きく分けて 2 つあります。
方法①:納豆を食べる

最も自然な方法は、納豆そのものを食べることです。ただし、納豆を食べる場合に知っておきたい事実がいくつかあります。
1. ナットウキナーゼは熱に弱い性質を持つ
ナットウキナーゼは高温の調理に弱いとされています。納豆を熱いごはんに載せたり、加熱調理に使ったりすると、ナットウキナーゼの量に影響が出る可能性があります。
2. 必要量を毎日続けるハードル
「1 日に納豆を何パック食べればよいのか」は、目的とする摂取量によって変わります。毎日 2 パック以上を継続して食べ続けることは、現実的に負担を感じる方も少なくありません。
3. 納豆にはビタミン K2 が多く含まれる
納豆にはビタミン K2 が豊富に含まれています。これは納豆の栄養的な特長のひとつですが、ワルファリン(ワーファリン)を服用している方は、ビタミン K2 の摂取について医師から指示を受けているケースがあります。該当する方は、納豆や納豆由来製品を摂る前に必ず主治医にご相談ください。
4. 納豆にはプリン体が含まれる
納豆をはじめとする大豆製品には、プリン体が含まれます。尿酸値が気になる方や、医師からプリン体の摂取について指導を受けている方は、納豆を摂る量について主治医にご相談ください。食品ごとのプリン体の量は種類によって異なります。
方法②:サプリメント(ナットウキナーゼ含有食品)を取り入れる

もうひとつの方法は、ナットウキナーゼを含むサプリメントを利用することです。
サプリメントには、納豆を食べる場合と比べて次のような特長があります。
● 匂いや食感の好みに左右されない
● 製品によってはビタミン K2 が除去・低減されているものがある
ただし、すべてのナットウキナーゼ含有サプリが同じではありません。次の項で、選び方の判断軸を整理します。
ナットウキナーゼサプリを選ぶときの4つの判断軸
ナットウキナーゼを含む製品は数多くあります。「どれを選べばよいか分からない」という方のために、判断軸を 4 つに整理します。
① 機能性表示食品として届出されているか
「ナットウキナーゼ配合」と書かれた製品はたくさんありますが、その中で消費者庁に機能性表示食品として届出されている製品は限られます。
機能性表示食品は、機能性に関する科学的根拠と安全性に関する情報を整え、届出を行ったもの。届出番号が確認できる製品は、機能性に関する科学的根拠と安全性に関する情報を消費者庁に届け出るというプロセスを経ています。
② ナットウキナーゼ含有量(活性量)が明示されているか
ナットウキナーゼの量は、製品によって表記方法が異なります。「納豆〇パック分相当」「FU(活性単位)」など、含有量が明示されている製品は、選ぶ判断材料になります。
③ ビタミンK2への配慮があるか
前述の通り、ワルファリン服用中の方や、ビタミンK2の摂取を制限する必要がある方にとって、ビタミン K2 が完全除去されているかどうかは重要な選択基準です。製品の栄養成分表示でビタミンK2の項目を確認しましょう。
該当しない方にとっても、ビタミンK2の含有量は摂取設計を考えるうえでの情報になります。
④ 継続できる価格・形状か
サプリメントは継続して摂ることが前提です。1 日に飲む粒数、味や匂い、価格、入手しやすさ――こうした「続けやすさ」も判断軸に含めてください。
機能性表示食品「納豆博士」とは

ここまで整理した判断軸に照らして、ひとつの選択肢として紹介できるのが、発売から 25年にわたり選ばれ続けている機能性表示食品「納豆博士」です。
製品の概要
| 分類 | 機能性表示食品 |
| 届出番号 | H305 |
| 内容量 | 90粒(約30日分目安) |
| 摂取目安 | 1日3粒(水またはぬるま湯で) |
| 製造国 | 日本 |
| 製造者 | マルサンヘルスサービス株式会社 |
届出表示
設計上の特長
1 日 3 粒で納豆 2 パック分相当のナットウキナーゼ
毎日納豆を 2 パック食べ続けるのは負担という方にも、3 粒という形で取り入れやすい設計になっています。
ビタミン K2 を完全除去
3 粒あたりのビタミン K2 は 0μg。栄養成分表示上、完全に除去されています。ワルファリン服用中の方は、念のため摂取前に主治医へご相談ください。
納豆特有の匂い・ネバネバなし
小粒のソフトカプセル形状のため、納豆の風味が苦手な方でも続けやすい設計です。
25 年の販売実績
発売から 25 年にわたり、多くの方に選ばれ続けてきた製品です。
推奨される摂り方

1 日 3 粒を目安に、水またはぬるま湯でお召し上がりください。就寝前にお飲みいただくことが推奨されています。
よくあるご質問
Q. 「効く」かどうかはどのように判断すればよいですか?
機能性表示食品は、医薬品のように「治る」「効く」と表現できるものではありません。届出表示にあるとおり、「血流(末梢)を改善することで血圧が高めの方の血圧を下げる機能が報告されています」という位置づけです。日々の血圧測定や、定期的な健康診断の数値を併せて確認することをおすすめします。
Q. 薬と一緒に飲んでも大丈夫ですか?
服用中のお薬がある方、特にワルファリン(ワーファリン)など血液に関連するお薬を服用中の方は、必ず主治医・薬剤師にご相談ください。
Q. 妊娠中・授乳中でも飲めますか?
妊娠中・授乳中の方は、摂取前に必ず医師にご相談ください。
Q. どれくらい続ければよいですか?
機能性表示食品は日々の食生活で継続的に取り入れることを前提としています。1 箱(90粒)で約 30 日分が目安です。
Q. 納豆を食べる代わりに飲んでもよいですか?
納豆そのものは、ナットウキナーゼ以外にも食物繊維・タンパク質などを含む食品です。納豆博士はナットウキナーゼを補う目的の機能性表示食品であり、食事を置き換えるものではありません。
まとめ ― ナットウキナーゼを生活に取り入れるための判断軸
● 納豆を食べる方法と、サプリメントで補う方法のどちらにも、長所と留意点があります。
● サプリメントを選ぶときは、①機能性表示食品としての届出 ②含有量の明示 ③ビタミン K2 への配慮 ④継続しやすさ の4つを判断軸にすると整理しやすくなります。
● ワルファリン服用中の方、その他の薬を服用中の方、妊娠中・授乳中の方は、摂取前に必ず医師にご相談ください。
血圧やお身体の状態は、日々変化します。気になる数値がある方は、自己判断で対応されるのではなく、まずはかかりつけの医師にご相談いただいたうえで、日々の食生活の選択肢のひとつとして本記事の情報をお役立てください。
本記事は医学的助言・診断・治療を提供するものではありません。健康上のご質問や懸念がある場合は、必ず医師等の医療従事者にご相談ください。


