2023/10/31

カニにはどんな種類がある?違いやおすすめの食べ方

蟹の種類

カニにはさまざまな種類があるため、どんなカニを購入すればいいのか悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。カニの種類によって、適している食べ方もあります。今回は、カニの種類と適している食べ方について解説します。

カニの種類は大きく分けて2種類

カニは食べられるものから食べられない種類まで合わせると、世界中に5,000種類以上も存在します。カニ類に分類されるカニはズワイガニや毛ガニ、ヤドカリ類ではタラバガニや花咲ガニが分類されます。

カニ類に分類されるカニはなめらかな肉質と上品な甘み、ヤドカリ類に分類されるカニは濃厚な旨みとボリューム感のある肉質が特徴です。

カニの種類と特徴

日本には食用として好まれている「日本4大カニ」があります。
以下では4つの種類についてそれぞれ詳しく解説します。

タラバガニ

北海道以北で水揚げされる、ヤドカリ類のカニです。旬を迎えるのは11~3月頃で、カニの王様とも呼ばれています。カニは通常、4対の脚とハサミを併せて合計10本の脚がありますが、タラバガニは脚が3対のため、ハサミを併せても8本しかありません。

甲羅幅は25cmほどにもなり、脚を広げると1m以上にもなる大型種で、身がぎっしり詰まっているところが特徴です。身はカニの中では淡泊な風味ですが、これはどのような食べ方にも適しているメリットでもあります。 タラバガニはかにみそが傷みやすく食用に向いていないため、脚だけを販売していることがほとんどです。

<向いている料理>

カニ鍋、焼きガニ、カニしゃぶ

<価格帯>

1万~1万5,000円程度/1kg

ズワイガニ

日本で最も食べられているメジャーな種類のカニがズワイガニです。ズワイガニはカニ類十脚目ケセンガニ科で、以前はクモガニ科に分類されていました。10本の細長い脚をもち、体にはあまりトゲがありません。身もかにみそもいただけるので、カニを味わい尽くしたいという方におすすめです。

また、ズワイガニは産地によって種類が異なるので、カニが同じ味だと思っている場合は産地が違うズワイガニを食べているのかもしれません。代表的な産地についても解説しますので、併せて確認しておきましょう。

【松葉ガニ】

ブランドガニの中でも有名な松葉ガニは、京都府北部、兵庫県北部、鳥取県、島根県など山陰地方で水揚げされています。旬の時期は11~3月で、身入りのいい極上品になるには10年もの歳月がかかるとされる、非常に貴重な種類のカニです。

殻にぎっしり詰まった身は上品な甘さと弾力性があり、かにみそは濃厚な味わいが楽しめます。

【越前ガニ】

越前ガニは福井県で水揚げされるズワイガニのうち、オスだけを指します。メスに比べて体が2~10倍ほども大きく、皇室にも献上されている種類です。

日本で最も古くから行われているカニ漁ともされており、安土桃山時代にはすでに存在していました。淡泊さがなく、上品な甘さが特徴の越前ガニは、非常に人気のブランドガニです。

【加能ガニ】

石川県で水揚げされたオスのズワイガニを加能ガニと呼びます。旬の時期は11~3月で、ツメの先まで甘みの強い身がぎっしりと詰まっていることが特徴です。ズワイガニは甘みが特徴ですが、加能ガニはなかでも特に甘みが強いとされています。

加能ガニは2006年から名称が統一されたので、他のブランドに比べて歴史は浅いものの、高品質なブランドガニとして近年注目が高まっています。

【北海松葉ガニ】

北海松葉ガニは、北海道で水揚げされるズワイガニのオスを指します。ただし、北海松葉ガニはズワイガニ以外にもオオズワイガニや紅ズワイガニにも用いられていることがあるため、購入時にはカニの種類についてよく確認しておきましょう。北海道ではズワイガニは紅ズワイを指すことが多く、旬の時期が4~6月とされています。

【セコガニ】

セコガニはセイコガニとも呼ばれている、ズワイガニのうち卵を持つメスのカニを指します。ズワイガニのメスはオスに比べて体が小さいため、身を食べるのではなく、卵とかにみそを食べるための種類です。

生態系のバランスを崩さないよう、セコガニの水揚げは毎年11月と12月の2か月間のみに限定されています。貴重なセコガニは、内子と外子という2種類の卵を楽しめるところが特徴です。内子は甲羅内にある卵巣、外子は腹についている卵のことで、異なる食感と味わいを楽しみましょう。

<向いている料理>

ボイル、カニ鍋、カニしゃぶ、刺身

<価格帯>

1万~1万5,000円程度/1kg

毛ガニ

全身にびっしりと毛が生えている見た目が特徴の毛ガニは、カニ類クリガニ科のカニです。そのため、地域によってはオオクリガニと呼ばれることもあります。オホーツク海や太平洋で水揚げされ、日本では北海道や一部の岩手県など東北地方でも水揚げされています。

なお、水揚げされる場所によって毛ガニは旬が異なります。日本で最も水揚げ量が多い北海道枝幸町では、3~6月頃が旬です。 毛ガニはカニの中では小ぶりな種類なので、身も多くありません。しかし、強い旨みが特徴であり、特にかにみそが絶品なため、多くのファンがいます。かにみそを味わいたいという人には、ぜひ味わっていただきたい種類です。

<向いている料理>

ボイル、グラタンなどの洋風アレンジ

<価格帯>

8,000~1万4,000円程度/1kg

花咲ガニ

花咲ガニはタラバガニ同様、ヤドカリ類のカニです。旬の時期は夏から秋にかけてと、他のカニとは時期がずれています。

鋭いトゲを全身にもち、茹でると真っ赤になります。北海道の根室半島(花咲半島)で水揚げ量が多かったことから、花咲ガニと呼ばれるようになりました。主に狭い地域で生息しているのに加え、成長が遅く、他のカニに比べて水揚げ量が少なく大変貴重な種類です。

花咲ガニの身は油分が多く、強い弾力性と風味をもっています。

<向いている料理>

ボイル、蒸しガニ、焼きガニ、味噌汁

<価格帯>

7,000~1万1,000円/1kg

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まとめ

蟹の種類

カニは種類によって旬の時期や風味が異なります。食べたい料理や、食べたい箇所によって向いているカニの種類が異なるので、カニを購入する際は必ず確認しておきましょう。

日本直販ではさまざまなカニ商品を扱っていますので、ぜひそちらもご確認ください。

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