お尻から何か出ているならもしかしたら脱肛かも!?戻し方を解説

お尻から急に何か出てくるととても焦りますよね。もし何か出ている場合、それは脱肛かもしれません。
今回は、脱肛の戻し方や役立つアイテムを紹介します。
脱肛とは
まずは、脱肛という症状を詳しく見ていきましょう。また、放置するとどうなるのかや、脱肛が起こるタイミングについても解説します。
脱肛とは
脱肛は痔の一種であり、直腸内部で大きくなったいぼ痔が外に飛び出してしまう状態のことを指します。
飛び出したいぼ痔は、肛門と直腸の境目である歯状線の内側にある、直腸粘膜下にできた「内痔核」や、肛門のふちから2cmの距離にある肛門乳頭が肥大してできた「肛門ポリープ」であることがほとんどです。
脱肛した部分が自然に元に戻る程度なら、市販の漢方薬を使うのも一つの方法ですが、無理に戻すと悪化する恐れもあるので、医療機関の受診をおすすめします。
脱肛を放置するとどうなる?
脱肛が軽傷のうちは、排便後に自然に戻ったり指で押すと中に引っ込んだりします。しかし、放置すると症状が進行し、自分で戻すことが困難になるでしょう。
最初はそれほど感じなかった痛みも、重度になるにつれてどんどんひどくなっていきます。特に、外に飛び出してしまった内痔核が血流障害を起こした場合は、嵌頓(がんとん)という状態になり、激痛を伴います。
また、軽度の脱肛を放置すると脱肛を繰り返しやすい体質になってしまい、ひどい場合は手術が必要になるため、症状に気付いたら早急に対処しましょう。
脱肛してしまうタイミング
排便時や出産時の強いいきみ、長時間の座位姿勢などで局所にうっ血が生じると、脱肛が起こりやすいでしょう。
また、加齢による筋力の低下も脱肛の原因になると考えられています。
ただし、痛みがないからといって特に対処もしないでいると症状が悪化し、くしゃみや咳などの軽い衝撃でも脱肛してしまうようになってしまいます。 対処法として、デスクワークの間はこまめに姿勢を変えたり、体を冷やさないように工夫したりして、肛門周辺の血流をよくしておきましょう。
脱肛の戻し方
脱肛が起きてしまったときに、自力で元に戻すことを「脱肛の還納」といいます。
この章では、自力でできる簡単な脱肛の戻し方を体制別に3つ紹介するので、脱肛の症状がある方は、自分でできる戻し方を習得しておくようにしましょう。
立ったまま戻す方法
まずは、立ったままの体勢で行える脱肛の戻し方を紹介します。
- 清潔なガーゼにワセリンや痔の軟膏を塗り、ガーゼを手で持つ
- 足を肩幅の広さに開いて立つ
- 前屈みの姿勢になり、頭を肛門よりも下になる位置まで下げる
- 肛門の力を抜いた状態で持っているガーゼを脱肛した部分にあて、指でゆっくり中のほうに押し戻す
この際に、ガーゼを持っていないほうの手で肛門を広げておくと、脱肛をより戻しやすいでしょう。
座ったまま戻す方法
次に、座った体勢でできる脱肛の戻し方を紹介します。
この戻し方の場合は指を使わず、ガーゼも必要ないので、外出時でも行える点はメリットです。
ただし、脱肛の症状が重度の場合は難しい傾向にあるので、注意しましょう。
- 椅子に浅く腰かけた状態のまま、両足を前に伸ばし、背中をのけぞらせる
- 1の姿勢のままお尻に力を入れる
軽い症状の脱肛であれば、飛びだした部分が自然に中に戻る場合があります。
うつ伏せの体勢で戻す方法
最後に、うつ伏せの体勢で行う脱肛の戻し方を紹介します。
- 清潔なガーゼにワセリンや痔の軟膏を塗り、ガーゼを手で持っておく
- うつ伏せの状態になり、両膝を立ててお尻を高く持ち上げる
- 手を後ろに回して持っているガーゼを肛門にあて、指で脱肛部分を中に押し戻す
注意点
紹介した脱肛の戻し方を実践する際には、いくつか注意点があります。
まず、ガーゼをあてながら指で押し戻す場合は、指はすぐに離さず、粘り強く適切な力加減で押し続けましょう。最初は戻らなかった脱肛部分も、しばらく押していると中に戻りやすくなります。
また、痛みがあるときに無理に行うと、症状が悪化してしまう恐れがあるので、気を付けてください。痛みを伴う脱肛の場合は自分で対処せず、早急に医療機関を受診しましょう。
脱肛ケアに役立つ「タイヨー痔バンド」の紹介

脱肛の症状を改善するには、医師の診察や薬の服用だけではなく、セルフケアも大切です。
今回は、脱肛の症状が気になっている方におすすめの「タイヨー痔バンド」を紹介します。
商品概要

2サイズ展開で、値段は以下の通りです。
- E号 (腰周り85cmまで):10,460円
- LL号(腰周り120cmまで):12,360円
また、ベルト・押さえ玉部分には天然ゴムが使われており、留め具部分はステンレス素材で作られているため、しっかりと固定しながら脱肛の治療ができます。
商品の特徴
「タイヨー痔バンド」は、腰に巻くだけで脱肛の悪化を防げる3点留めの医療用痔バンドです。着用すると、脱肛が起こった際に脱肛部分が押さえ玉にあたり、本来のポジションに押し戻されます。
脱肛状態は繰り返すと癖がついて治りづらくなるので、脱肛したらすぐに戻すことが最も有効な対処方法ですが、仕事中や外出時など、自分の手で元に戻す「脱肛の還納」ができない場合も多いでしょう。
その際に、「タイヨー痔バンド」を着用していれば、押さえ玉が脱肛部分を凹ませ、引っ込んだ状態になるように治療してくれるため、安心です。
ベルト部分は柔軟な天然ゴムで作られているので、姿勢を変えてもお肌を傷めにくく、洗浄も簡単にできます。清潔な状態を保てるため、繰り返し使い続けることが可能です。
まとめ
本記事では、脱肛の症状と戻し方を解説し、おすすめの脱肛ケア商品を紹介しました。
脱肛の症状が出たら、症状が軽くても放置せず、早めに対処してください。
痛みを伴ったり頻度が多かったりする場合は、医療機関を受診し、日頃から自分でできるケアも積極的に行うようにしましょう。
「タイヨー痔バンド」は着用しておくだけで脱肛部分を押し戻してくれるので、手間やストレスがかかりません。
脱肛に悩んでいる方は、ぜひ脱肛ケア商品をお試しください。