音波歯ブラシ

音波歯ブラシはリニアモーターを利用し、周波数200～300Hzの音波振動を発生させることで歯垢を落とす歯ブラシです。1秒間に約3万回の振動が生じるため、ブラシの毛先が接していない口の奥や歯垢にも効果的にアプローチします。

音波歯ブラシのメリットは、歯や歯茎への負担が少ないことです。また、通常のブラッシング方法と比べて、細かな手の動きが不要なので疲れにくく、短時間で効果的に歯を磨けます。

また、多くの音波歯ブラシにはタイマー機能が搭載されており、適切な時間で歯磨きを終えることが可能です。ブラッシングモードの切り替え機能など、さまざまな機能が付属している製品もあり、自分の希望に合った快適な歯磨きができるでしょう。

超音波歯ブラシとの違い

200～300Hzで音波振動を発生させる音波歯ブラシに対して、超音波歯ブラシは、160～200万Hz（1秒間に約100～160万回）の高速振動で超音波振動を発生させます。

超音波振動は、汚れや歯垢を除去する効果が音波歯ブラシより高いですが、音波振動よりも微細な動きであることから、歯や歯茎に優しいのがメリットです。

対して、超音波歯ブラシのデメリットは、高い振動数を発生させるために必要な超音波発生装置や回路の製造コストの高さが挙げられます。そのため、一般的に高価なモデルが多い傾向にあると言えるでしょう。さらに、ブラシヘッドの交換などのランニングコストが高くなる点にも注意してください。

本体サイズで選ぶ

音波歯ブラシを選ぶ際は、使用者の口の大きさや形状に合ったサイズを選びましょう。ヘッドが大きすぎるとブラッシングも難しくなり、口の中を傷つけてしまう可能性があります。初めて音波歯ブラシを使う方や口が小さめの方は、ヘッドが小さめのサイズのブラシを選びましょう。

ヘッドが小さいサイズのブラシを探す際は、国内メーカーの製品から検討するとよいかもしれません。一般的に、国内メーカーの音波歯ブラシは、日本人の口の大きさに合わせて製造されているため、海外メーカーよりもスリムでヘッドが小さい傾向にあります。

搭載機能で選ぶ

音波歯ブラシの搭載機能には、以下のような機能があります。

基準は、自分のニーズや好みに合った機能を選ぶことが大切です。
なお、歯垢除去率の数値は、一般的に振動数の高いものほど優れているとされています。ただし、機能が充実するにつれて価格は高くなる傾向にあるため、予算とスペックのバランスを考慮することも重要です。自分に必要な機能を考え、コスパを見極めて選びましょう。

替えブラシの種類や性能で選ぶ

音波歯ブラシを選ぶ際は、替えブラシの種類と性能をしっかり確認しましょう。通常、上位モデルの音波歯ブラシほど替えブラシのバリエーションが豊富で、性能も高くなります。ブラシの性能はブラッシングの効果に直結しやすいため、歯垢除去や歯茎ケア、ホワイトニングなど、ケアしたい部分や目的に応じた適切なブラシを選ぶことが大切です。

また、ブラシの交換サイクルも見逃さずに確認しましょう。ブラシは使用するたびに摩耗し、効果が低下するため、定期的な交換が必要です。一般的に、替えブラシの交換目安は約3か月ですが、メーカーによって異なる場合もあります。交換時期や交換ブラシの価格をチェックして、ランニングコストを把握しておきましょう。

電源方式で選ぶ

動歯ブラシを選ぶ際には、電源方式も重要なポイントです。電源方式によって、使い勝手や利便性が異なりますので、自分のライフスタイルや好みに合ったタイプを選択しましょう。

【1位】日本直販オリジナル 音波振動歯ブラシ・プラジール2

注意：前機種の音波振動歯ブラシ・プラジールの替えブラシは、本品では使用できません。

【2位】パナソニック ドルツ EW-DA43

パナソニック ドルツ EW-DA43は、リニア音波振動により、歯科医師が推奨する「ヨコ磨き（※）」を手軽に取り入れられる便利な音波歯ブラシです。

さらに、ブラシは毛先が0.02mmという極細毛を採用しているため、歯周ポケットに潜んだ汚れを除去しやすくなっています。 また、1時間の充電で約90分間の連続運転が可能です。1日2回、およそ2分ずつの歯磨きであれば約22日間続けて使用できるので、充電の手間が少なくて済みます。

※歯ブラシを歯に当てて横に小刻みに動かす磨き方のこと

【3位】オムロン 音波式電動歯ブラシ HT-B216

オムロンの音波式電動歯ブラシ HT-B216は、充電がいらない乾電池式の音波歯ブラシです。1日2回歯を磨いても、単4乾電池2個で約2.5か月間使用できます。本体の重量は60gと軽量なので、持ち運びにも便利です。

先端が細いアーチ状に設計された歯垢除去ブラシと約2万回の高速音波振動により、手磨きの約5倍の歯垢除去効果が期待できます。