若くても油断厳禁!若い層に増える尿漏れの原因とおすすめケアグッズ
尿漏れは、若い層でも発症することがあります。尿漏れの発症にはさまざまな理由があるので、改善するにはまず原因を見極めることが大切です。
今回は、若い層でも発症することがある尿漏れの原因やおすすめのケアグッズを紹介します。尿漏れに悩まされている方は、ぜひ参考にしてください。
若くても尿漏れになることがあるって本当?
まずは、若い人が尿漏れになりやすい理由を解説します。
尿漏れは本当に若い人にも多い?
尿漏れは、40代以上に多い症状ですが、若い人でも発症する可能性があります。
近年では、慢性的な運動不足で十分に骨盤底筋が発達していない小・中学生も多く、10代で尿漏れに悩むケースも少なくありません。
尿漏れの種類
腹圧性尿失禁とは、腹圧をかけた際に尿を漏らしてしまう症状を指し、骨盤底筋がゆるむことで起こりやすくなると言われています。
骨盤底筋がゆるむ主な原因は、以下の通りです。
- 運動不足
- 肥満
- 便秘
- 妊娠・出産
- ホルモンバランスの変化
切迫性尿失禁は、急な尿意を我慢できずに漏らしてしまう症状のことで、主な原因は過活動膀胱(ぼうこう)と言われています。
自分の意思に関係なく尿漏れを引き起こすため、日常生活に支障をきたすケースもありますが、薬物療法や行動療法での治療が可能です。
溢流性尿失禁とは、膀胱に溜まった尿が徐々に漏れてしまう症状を指します。
主な原因は、尿路閉塞や排尿筋の弱化と言われていますが、その他にも膀胱周辺の臓器の手術後や前立腺肥大、骨盤臓器脱など考えられる原因が多いため、病院で正確な診断を受けることが大切です。
機能性尿失禁は、認知症や運動機能障害でトイレに行けず、尿を漏らしてしまう症状を指します。排尿機能は正常のため、生活環境を見直すことで改善される可能性があるでしょう。
混合型尿失禁は、腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁を合わせた尿トラブルで、主な原因は加齢と言われています。症状の強さは発症者ごとに異なるため、適切な治療方法を選択することが大切です。
若い人が尿漏れになる原因とは
若い人の尿漏れは、運動不足による切迫性尿失禁であるケースが多い傾向にありますが、その他の主な原因は、以下の通りです。
- 生活習慣の乱れ
- ホルモンバランスの乱れ
- 自律神経の乱れ
- ストレス
- 妊娠・出産
尿漏れをしやすい若い人の特徴
ここからは、尿漏れをしやすい若い人の特徴を解説します。
尿漏れのリスクが高い人の特徴
以下の項目に該当する場合は、若くても尿漏れのリスクが高い傾向にあります。
- 座る時間が長い
- 運動習慣がない
- パソコンやスマートフォンを長時間使用する
- 喫煙している
- 生理前・生理中
特に女性は注意が必要
女性は男性と比べて筋肉量が少なく、臓器や尿道を支える力も弱いため、尿漏れを起こしやすい傾向にあります。また、加齢や運動不足で筋力が衰えることも、尿漏れの原因の一つです。
女性の体は男性よりも、尿漏れを起こしやすい構造になっていることも理由の一つです。男性の尿道は、長くS字に曲がった構造ですが、女性の尿道は、短く膀胱から真下に延びる構造で、腹圧の影響を受けやすい傾向にあります。
妊娠や出産は、骨盤底筋に負担や損傷を与えるため、一時的な尿漏れを起こしやすい傾向にあります。骨盤底筋が受けたダメージは、産後から1年程度で回復すると言われていますが、長期間治らない場合は、重度の骨盤底障害の可能性も考えましょう。
尿漏れはどうやって改善する?
若い層でも発症する可能性がある尿漏れですが、以下のような改善方法があります。
まずは日頃の姿勢を改善しよう
まずは、日頃の立ち姿や座る姿勢が悪くなっていないか確認しましょう。特に、猫背の姿勢は骨盤底筋が適切に機能しないため、筋肉が硬くなり、尿漏れの原因となる恐れもあります。
以下の状態になるよう意識し、日頃から正しい姿勢で過ごすことが大切です。
- 胸骨と恥骨が一直線状にある
- 座った状態で、座骨に上半身がのっている
- 立った状態で、頭・肩・腰・ひざ・くるぶしが一直線状にある
骨盤底筋の基本トレーニング
尿漏れを改善するためには、骨盤底筋を鍛えるトレーニングもおすすめです。以下の手順に沿って、骨盤底筋の基本トレーニングに挑戦してみましょう。
- 足を肩幅に開き、背筋を伸ばして立つ
- 肛門を締める
- 膣と尿道を締める
- 息をたくさん吸い、口から少しずつ吐きながら骨盤底を引き上げる
- 4の状態を5〜10秒維持する
寝転んでできるトレーニング
骨盤底筋の基本トレーニングは、寝転んだ状態でも行えます。ただし、トレーニングの際は以下の点に注意しなければなりません。
- 仰向けでトレーニングする場合は、反り腰にならないように気を付ける
- 四つん這いでトレーニングする場合は、首と腰が一直線になるように心がける
- 腹部を圧迫する恐れがあるため、妊娠中のトレーニングは控える
下半身を鍛える
尿漏れを改善するためには、下半身を鍛える機会を増やすことも大切です。
特に、スクワットやウォーキングは下半身を鍛えるトレーニングに適していますが、日常生活の範囲内で背筋を伸ばし、骨盤を起こした状態で歩くだけでも、下半身を鍛える効果が得られます。
食べものや飲みものを見直す
以下の食材は、膀胱を刺激して尿漏れに悪影響を及ぼす可能性があるため、摂取過多にならないよう注意しなければなりません。
- 唐辛子
- わさび
- レモン
また、カフェインの含有量が多いものや人工甘味料を使用したもの、冷たい飲みものは頻尿の原因となるため、気になる場合は摂取を控えることも大切です。
規則正しい生活を心がける
尿漏れを改善するためには、規則正しい生活を心がけ、自律神経やホルモンバランスを整えることが大切です。以下の項目を守り、自律神経やホルモンバランスを整えましょう。
- 早寝早起きを心がける
- 食事の栄養バランスを整える
- 決まった時間に食事を摂取する
- 寝る前にパソコンやスマートフォンを使用しない
- 腹部を冷やさない
尿漏れのケアに役立つグッズ
ここからは、尿漏れのケアに役立つグッズを4種類紹介します。
骨盤底筋ベルト モレナレディ 2枚組
骨盤底筋ベルト モレナレディは、垂れ下がった膀胱を正常な位置に保つ効果が期待できる女性専用の骨盤ベルトです。薄型でひびきにくく、ベルトの裏にむれにくいパイル生地を使用しているため、快適に使用できます。
骨盤底筋ベルト モレナレディの詳しい情報は、以下の通りです。
8,750円
骨盤底筋ベルト2枚組
前〜後ろ股上 | おへそ周り | |
---|---|---|
M | 55〜60cm | 70〜100cm |
L | 60〜65cm | 70〜100cm |
LL | 65〜70cm | 90〜120cm |
3L | 70〜75cm | 90〜120cm |
骨盤底筋エクササイズ キュットブル
骨盤底筋エクササイズ キュットブルは、広島大学との共同開発で生まれた超微振動クッションです。1日5分間使用すると尿道括約筋の筋活動が活発化し、骨盤底筋を効率的に鍛えられます。
骨盤底筋エクササイズ キュットブルの詳しい情報は、以下の通りです。
10,780円
クッション1個
幅:41cm、奥行き:28cm、厚さ:14cm
まとめ
尿漏れは、若い人でも起こりやすいため、生活習慣の見直しや骨盤底筋トレーニングで改善・予防することが大切です。日本直販では、尿漏れを改善・予防するグッズを販売しているため、気になる方は公式サイトをご覧ください。