梅干しによる効果・効能とは?栄養成分やおすすめレシピも紹介
健康によいというイメージから、梅干しを日常的に摂取している人も少なくないのではないでしょうか。
しかし、具体的な効果や効能について知っている人はあまり多くないかもしれません。
そこで今回は、梅干しの効果・効能を紹介します。
梅干しに含まれる成分が体にもたらす効果や、梅干しを手軽に摂取できるおすすめのレシピも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
梅干しの効果・効能
まずは、梅干しを摂取することでどのような効果・効能が得られるのかを紹介します。
食中毒の予防
梅干しに含まれるクエン酸には、細菌の増殖を抑える働きがあります。
お弁当やおにぎりに梅干しを入れておくと、食べ物が傷むのを遅らせるため、食中毒の予防効果があります。
特に暑さが厳しい季節は、梅干しを積極的に取り入れるとよいでしょう。
胃腸の働きを助ける
胃がんの原因となるヘリコバクター・ピロリ菌の運動を抑える効果があるのが、梅リグナンとういう成分です。
梅リグナンは、抗酸化作用があるポリフェノールの一種で、抗酸化活性・抗肥満活性などの機能をもち、健康によい成分として注目されています。
また、梅エキスに含まれるカテキン酸は静菌作用があり、悪玉菌の抑制にも効果的です。
梅干しに含まれるさまざまな成分の働きにより、高い整腸効果が期待できます。
骨を強くする
梅干しに含まれるクエン酸には、カルシウムの吸収を促進する効果があることをご存知でしょうか。
日本人はカルシウム不足の傾向にあり、骨粗しょう症などのリスクが高いと言われています。
日常的に梅干しを摂取することで、カルシウムの吸収率を高め、カルシウム不足を解消することが可能です。
疲労回復
クエン酸には、疲労回復効果もあります。
クエン酸には、エネルギーの元を作り出す回路をスムーズに動かす作用があるため、疲労が蓄積されにくい体質に改善することが可能です。
また、疲労物質を体外に排出する効果もあるため、疲れがたまっていると感じる方は梅干しを積極的に摂取しましょう。
食欲増進効果
梅干し特有の酸味は、唾液の分泌を促進し、食欲不振の改善につながります。
梅干しを使った料理を食べれば、夏バテが解消されやすくなるでしょう。
ダイエット効果
ある実験により、梅ポリフェノールを摂取することで、体重増加の抑制と血清中性脂肪値が低下することがわかっています。
また、バニリンという成分には、脂肪細胞の増殖を防いだり燃焼させたりする効果があるので、梅干しはダイエットをしたい方の強い味方と言えるでしょう。
美肌効果
梅干しには、ミネラルが豊富に含まれています。
なかでも「ナトリウム」と「カリウム」が豊富に含まれており、これらの成分は肌の水分量やハリの改善に効果があるとされているため、美肌を目指す方にもおすすめです。
梅干しに含まれている栄養成分
次に、梅干しに含まれている栄養成分について紹介します。
クエン酸
梅干しには、1粒あたり約1gのクエン酸が含まれています。
クエン酸には多くの健康効果があり、特に疲労回復効果に優れているのが特長です。そのため、梅干しを毎日摂取することで、疲れにくい体質へと改善することが期待できます。
また、クエン酸の摂取により代謝の促進やカルシウムの吸収率アップなどの効果もあることから、梅干しは体調管理に欠かせない食材の1つと言えるでしょう。
ポリフェノール
ポリフェノールとは、ほぼすべての植物が持つ苦味や渋味、色素成分のことです。
梅干しには梅リグナンというポリフェノールの成分が含まれており、抗腫瘍活性・抗酸化活性・抗肥満活性などの機能を有しています。
胃がんの原因となるヘリコバクター・ピロリ菌の運動を抑えるという研究結果が公表されたこともあり、健康志向の高い人ほど梅干しを摂取しているようです。
ビタミンE
梅干しに含まれるビタミンEは高い抗酸化力を持ち、若返りのビタミンと呼ばれています。
アンチエイジングやむくみ改善など美容にも効果があるため、梅干しは美容への意識が高い方にもおすすめです。
ミネラル
梅干しには、さまざまな種類のミネラルが含まれています。
ヘモグロビンを生成するために必要な鉄分のほか、体内の水分バランスや細胞外液の浸透圧を維持するはたらきがあるナトリウム・カリウムなどが豊富に含まれているため、毎日摂取したい食材と言えるでしょう。
植物性乳酸菌
梅干しには乳酸菌が含まれていることをご存知でしょうか。
乳酸菌の代表的な効果として、腸内環境を整えることによる便秘予防がありますが、その他にも肥満や免疫力アップ、抗アレルギー効果などの効果も期待できます。
ヨーグルトなどに含まれる動物性乳酸菌に比べ、植物性乳酸菌のほうがより高い効果が得られると言われているため、便秘でお悩みの方は梅干しを摂取するとよいでしょう。
また、梅干しには、カテキン酸という悪玉菌を抑制する働きのあるアミノ酸も含まれています。
乳酸菌とカテキン酸の相乗効果によって、より高い整腸効果が期待できるでしょう。
ムメフラール
ムメフラールとは、血流を改善し、動脈硬化などの生活習慣病を予防する効果が期待できる成分です。
平成11年に農林水産省食品総合研究所の研究で発見され、クエン酸と同時に摂取することで更なる健康効果が期待されます。
また、ダイエットや美容にもよいとされているため、特に健康・美容意識の高い女性から注目を集めている成分です。
バニリン
バニリンとは、高い脂肪燃焼効果をもつ成分で、他の食材にはあまり含まれていません。
梅干しを温めることでバニリンの効果も上がると言われているので、ダイエットを目的に梅干しを摂取する方は、電子レンジなどで1分程度温めてからの摂取をおすすめします。
おいしい梅干しを使った料理レシピ
梅干しはそのままでも美味しくいただけますが、食べ方のアレンジが多いと飽きずに摂取しやすくなります。
ここからは、おいしい梅干しを使った手軽なレシピを紹介するので、毎日の食卓に梅干しを取り入れてみましょう。
おつまみ系
おつまみ系のレシピを2品紹介します。なお、レシピは2人分です。
梅カツオ
作り置きしておけば、朝食やおにぎりの具として重宝する1品です。
ラップに包み冷蔵庫で保存すれば、約2週間おいしく召し上がれます。
材料や作り方は以下を参考にしてください。
- 梅干し(大):2個
- かつお節(細かいタイプ):1カップ
- しょうゆ:小さじ1/2
- 梅干しの種を取り除き、包丁で細かくたたく
- 梅干しをボウルに入れ、かつお節を加えてよく混ぜ合わせる
- しょうゆを加え、さらによく混ぜる
長いもと梅のたたき和え
余りがちな長いもを使い、梅となめたけという新鮮な組み合わせでさっぱりいただけます。
暑い夏にもおすすめのレシピです。
材料や作り方は以下を参考にしてください。
- 長いも:200g
- なめたけ:大さじ2
- 梅肉:1個(約15g)
- しょうゆ:少々
- ねぎの小口切り:好きなだけ
- 長いもの皮をむく
- ビニール袋に長いもを入れ、食べやすい大きさなるようにめん棒でたたく
- 皿に長いも、なめたけ、梅肉、ねぎを盛り、しょうゆをかける
- よく混ぜる
おかず系
続いて、おかず系のレシピを3品紹介します。こちらも、レシピは2人分です。
イワシの梅煮
梅干しがイワシの臭みを消し、ほんのり酸味の効いた甘い煮汁が食欲をそそります。
材料や作り方は以下を参考にしてください。
- いわし:3尾
- 梅干し:2個
- しょうが(薄切り):10g
- 【調味料】
- しょうゆ:大さじ1と1/2
- 料理酒:大さじ1
- 砂糖:大さじ1
- 水:1と1/2カップ
- イワシのうろこを取り、頭を落とし、内臓を取り出す
- イワシを水洗いし、尾を切り落として半分の長さにする
- 鍋に【調味料】を入れて温め、しょうがと梅干し、イワシを入れる
- 煮汁を全体にかけ、落とし蓋をして中火で約15分煮る
- 落とし蓋を取り、煮汁を全体にかけながら煮汁が1/3くらいの量になるまで煮る
大根おろしと梅肉ソースのチキンステーキ
特製の梅肉ソースでジューシーな鶏もも肉をさっぱりと召し上がれます。梅肉ソースは野菜スティックにつけるなど、アレンジも可能です。
材料や作り方は以下を参考にしてください。
- 鶏もも肉:500g
- 塩こしょう:ふたつまみ程度
- 【梅肉ソース】
- 梅干し:4個
- めんつゆ (2倍濃縮タイプ):大さじ2
- ポン酢:大さじ2
- 砂糖:小さじ2
- ごま油:小さじ2
- 大根:60g
- 大葉:2枚
- 大根の皮をむき、すりおろして水気を絞る
- 大葉の軸を取り除く
- 梅干しの種を取り除き、ペースト状になるまで包丁でたたく
- ボウルに梅干しのペーストと、残りの梅肉ソースの材料を入れて混ぜ合わせる
- フライパンを中火で熱し、鶏もも肉を皮目から焼く
- 焼き色がついたら裏返して塩こしょうをふり、蓋をして弱火で10分ほど焼く
- 鶏肉を器に盛って大葉をのせ、大根おろし、梅肉ソースをかける
梅干しの炊き込みご飯
ご飯に染み込んだ梅干しの風味が食欲をそそります。
冷めてもおいしいので、お弁当やおにぎりにもおすすめです。
材料や作り方は以下を参考にしてください。
- 米:1合(180cc)
- 梅干し:1個
- 大葉:2~3枚
- 白いりごま:小さじ1/2
- 塩:小さじ1/4
- 米を研いでザルにあげる
- 炊飯器に米と分量の水を入れ、約30分浸しておく
- 梅干しと塩小さじ1/4を入れて炊飯する
- 大葉の軸を切り落とし、縦半分に切って横に千切りする
- ご飯が炊き上がったら梅干しをほぐして種を取り除き、全体を軽く混ぜる
- 茶碗に盛り、大葉と白いりごまを散らす
日本直販のおすすめ梅干し
日本直販がおすすめする梅干しを紹介します。おいしい梅干しを毎日手軽に摂取したい方は、ぜひ商品をチェックしてみてください。
紀州南高梅 完熟つぶれ梅
贈答品としても使われる最高級クラスの南高梅を使用しています。少し傷がついていたり、皮が破れてしまっていたりする梅をお値打ち価格で提供しているため、リピート率No.1の大人気商品です。
酸味を抑えたまろやかな味わいのはちみつ味と、しその葉を漬け込んだ昔ながらの味わいを楽しめるしそ味の2種類があります。
はちみつ味はマイルドなので酸味を苦手とする方にもおすすめです。
しそ味は白米に合う味付けで、さまざまな料理にもアレンジしやすいでしょう。
最大4Lサイズの大粒を厳選しているので、南高梅本来のおいしさを堪能できます。
5,400~10,260円(税込)
- はちみつ味:2kg(500g入り×4パック)
- はちみつ味:4kg(500g入り×8パック)
- しそ味:2kg(500g入り×4パック)
- しそ味:4kg(500g入り×8パック)
- はちみつ味:2kg(500g入り×4パック)+しそ味:2kg(500g入り×4パック)の合計4kg
常温240日
減塩おいしさそのまま 紀州産南高梅 塩分1.5%
こちらの商品も、贈答用として使用される紀州の南高梅を使用しています。塩分は1.5%と控えめで、まろやかな味わいが特徴です。
減塩してもおいしさはそのままなので、塩分を気にする方におすすめの商品です。健康のために毎日梅干しを摂取したい方に選ばれています。
5,940~10,800円(税込)
- はちみつ味:1.35kg(450g×3パック)
- はちみつ味:2.7kg(450g×6パック)
- しそ味:1.35kg(450g×3パック)
- しそ味:2.7kg(450g×6パック)
常温180日
まとめ
梅干しにはクエン酸やポリフェノールなど、健康維持・向上に欠かせない成分が豊富に含まれています。
これらの成分には、整腸作用や疲労回復などに加え、ダイエットや美容効果もあるとされているため、梅干しを積極的に摂取するのがおすすめです。
「梅干しはご飯のお供」というイメージが強いかもしれませんが、さまざまな料理にもアレンジ可能です。
日本直販では、厳選した本場の紀州梅を使用した商品を大特価で提供しています。
減塩タイプの商品もあるので、ぜひこの機会にお買い求めください。