2023/09/19

気になる手荒れはどうすれば改善できる?適切なケアの方法とは

手荒れケア

仕事や家事、体質で手荒れに悩む方は多いのではないでしょうか。手荒れは乾燥しやすい冬に多いですが、近年は感染症予防対策としてアルコール消毒を行う頻度が増えていることから、季節に関係なく日頃からケアをすることが大切です。今回は、手荒れの原因やケアの方法について解説します。

なぜ手が荒れる?手荒れの原因

なぜ手荒れしてしまうのか、手荒れの原因を解説します。

乾燥

空気の乾燥、気温の低下、水仕事や手洗いによって手肌は乾燥します。乾燥すると、手肌の角質の柔軟性がなくなり、ひびやあかぎれの原因を引き起こします。ひびとは、皮脂が失われ乾燥した手肌に亀裂が生じた状態です。あかぎれはさらに乾燥が進行し、亀裂が深くなった状態を言います。冬は乾燥しやすい季節のため、手肌の乾燥にもさらなる注意が必要です。

炎症

炎症が原因で手肌にかゆみ、湿疹の症状が出ることもあります。

<慢性刺激性皮膚炎>

水仕事や手洗いなど、常に手にダメージが加わることで生じる皮膚炎を慢性刺激性皮膚炎と言います。石けんや洗剤などによる慢性的な刺激が原因と考えられており、手の潤いや皮膚のバリア機能が失われ、手が荒れてしまいます。冬は空気の乾燥によって悪化しやすくなるため、特に注意しましょう。

<アレルギー性皮膚炎>

アレルギー性皮膚炎は、特定の物質に対するアレルギーが原因で、皮膚にかゆみ、発疹、炎症などが起こります。石けんをはじめ、シャンプーや消毒液、ゴム手袋などが原因物質です。原因物質に対してアレルギーがあると、わずかに触れただけで手荒れを起こす場合があります。最初は何も症状がなくても、触れている間にアレルギーが蓄積され、突然症状が出るケースも存在します。

過度の消毒や手洗い

新型コロナウイルス感染症が流行し、頻繁に手洗いやアルコール消毒をするようになったことで、手荒れに悩む方が増えています。通常は、皮膚のバリア機能を担う皮脂膜が角質層を覆っていますが、頻繁に消毒や手洗いをすると皮脂膜が洗い流されてしまうのです。

ひどい場合は病院で診察を受けましょう

どんなにケアしても手荒れが改善せず、仕事や日常生活に支障が出るほど悪化しているときは病院で診察を受けましょう。手荒れの原因はさまざまで、病気が原因の場合もあります。そのため、必要に応じて病院で診断を受けることも大切です。受診の際は手仕事、水仕事の頻度や普段のケア、市販薬の使用状況、他の症状の有無などを伝えるようにしましょう。

手荒れを防ぐポイント

気になる手荒れを防ぐポイントをお伝えします。

手洗いの工夫

手を洗うときは、できるだけ33〜35℃くらいのぬるま湯を使いましょう。熱いお湯は皮脂を奪うため、乾燥が進み手荒れが悪化しやすくなります。また、強く擦ると摩擦によって皮膚が傷付くため、力を入れて擦り過ぎないようにすることも大切です。手洗い後は、水分が残っていると乾燥しやすくなるため、清潔なハンカチやタオルでしっかりと拭き取りましょう。ペーパータオルの場合はやわらかい素材のものを使い、摩擦を与えないよう優しく拭き取ってください。

石けんやシャンプーなどを低刺激のものにする

石けんやハンドソープ、シャンプーなどの洗浄力が高すぎると、皮脂や潤いが過剰に奪われるため、低刺激のものに変えることをおすすめします。手荒れのひどい方は香料や添加物、殺菌成分などが加えられていないものが望ましいでしょう。シャンプー類にも無添加のものやアミノ酸系のものがあるため、体質などに合わせて選んでください。

手袋の素材を変える

洗いものなどの水仕事をするときは手袋を使用し、直接洗剤が手に触れないようにすると効果的です。しかし、ラテックスアレルギーがあると、使用する手袋がゴム製だった場合にかぶれの原因になることがあります。バナナや栗、キウイなどを食べると喉がイガイガする方はラテックスアレルギーの可能性もあるため、ポリエチレンや塩化ビニルなど、天然ゴム以外の素材の手袋に交換したほうがよいでしょう。

気になる手荒れはハンドクリームなどのケアアイテムを使おう

手荒れケア

気になる手荒れ防止のために、手の乾燥を防ぐハンドクリームなどのケアアイテムを使用しましょう。しかし、ハンドクリームにはたくさんの種類があるため、迷ってしまうのではないでしょうか。ここでは、ハンドクリームの選び方について解説します。

最も重要な成分

ハンドクリームを選ぶうえで最も重要な成分は、以下の3つに大別されます。

<保湿成分>

主な保湿成分は、セラミド・コラーゲン・スクワラン・ヒアルロン酸・シアバター・ホホバオイルなどです。角質層に蓋をして水分を閉じ込め、手肌の乾燥を防ぎます。保湿力に優れているものがおすすめです。

<ビタミン系>

ビタミンE、ビタミンB2は皮膚の再生を促し、ビタミンCは皮膚のダメージを減らして回復力を高める働きがあります。保湿ケアをしても、ひびやあかぎれが進行する場合にはビタミン系を使用しましょう。

<尿素系>

尿素は皮膚の水分を吸収、保持する高い保湿力、角質をやわらかくする働きをもつ成分です。手肌のゴワつきがひどい場合には、尿素系のハンドクリームをおすすめします。ただし、尿素は角質層を刺激し、傷みや症状の悪化を引き起こす場合もあるため、肌が弱い方、炎症やひび割れなどがある方は使用を避けたほうがよいでしょう。

添加物やオーガニック系のもの

無添加やオーガニック系は肌への刺激が少ないものも多いため、肌や体質に合わせて選ぶとよいでしょう。シアバター、ミツロウ、ココナッツオイルなどは、天然成分で肌に潤いを与えるため、敏感肌の方におすすめです。

テクスチャー

ハンドクリームのテクスチャーによって、使い心地が異なります。濃厚なクリームは伸びにくく、ベタつきなどが気になる場合もあります。日中はサラッとした使用感のもの、夜はしっとりしたテクスチャーのものを選ぶといった使い分けをするとよいでしょう。夜寝る前は、保湿力の高いクリームでケアすると効果的です。

医薬部外品か

手荒れがひどく、乾燥だけでなくひびやあかぎれを予防したい場合は、医薬部外品を選びましょう。医薬部外品には、厚生労働省が許可した効果や効能に有効な成分が一定の濃度で含まれているため、効果が高いと言えます。肌を整える消炎成分、ターンオーバーを整える血行促進成分などがあるため、自分の悩みに合ったものを選んでください。

香り

自分の好きな香りを選ぶと、ハンドクリームを使うたびリフレッシュできます。ハンドクリームの香りにはさまざまな種類があるため、職場などで使いたい場合は無香料、香りでリラックスしたい場合は好きな香りを選ぶなどの工夫をするとよいでしょう。香りが苦手だったり、香水と併用したりするときは無香料タイプがおすすめです。

効果的なハンドクリームの使い方

効果的なハンドクリームの使い方を解説します。

<ハンドクリームの適量>

●缶タイプ:1.5~2cm程度(濃厚なタイプは量を調節) ●チューブタイプ:2~3cm程度(人差し指の先から第一関節の長さが目安)
手荒れがひどい場合は、人差し指の先から第二関節までが適量とされています。手荒れの状態によって調節するのがおすすめです。水分が蒸発しやすい指先は、しっかり塗り込みます。塗っているときに量が少ないと感じるようであれば、摩擦の原因となるため、クリームを足しましょう。

<塗り方>

ハンドクリームの塗り方は以下の通りです。

  1. 温める
  2. 手の甲全体に広げる
  3. 手指に塗り込む
  4. 両手の指の間まで塗り込む

ハンドクリームは両手ですり合わせ、温めると浸透力が高まります。その後、手の甲、手指の間まで塗り残しがないようにまんべんなくクリームを伸ばしましょう。

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